ロックギター。こう聞くとどのようなギターや音を想像するだろうか。もちろん人それぞれ好みがあるし、一概にこれがロックギターだとは決めにくい。ロックギターはこれが正解だからこのギターを買いなさい!!!などと教えてくれる人もいないだろう。
そう、正解なんてないんだよ。
でも、ギターをこれから始めようとする人にとっては、どんなギターを買うかというのは予算も含めて大問題なんだよね。
そこで、ロックというジャンルでよく使われているギターをこの記事では紹介するので、それをある程度の目安にして、あとは好みの形、音色や予算で決めていけば良いのではないかと思う。俺が初めて買ったギターも色とか形で決めたわけではなく、好きなギタリストが使っていたからという理由だったんだぜ!
ギターの形や音色
まずはよくロックで使われるギターの中で、どんな形のギターがあるのか、そしてどのような音が出るのかを紹介したい。
▼ストラトキャスタータイプ
ギターといえばこれでしょ、と言われるくらい様々な音楽ジャンルのギタリストが使用している形である。見た目はもちろんカッコ良くて、3シングルPU(ピックアップ)の場合は音の線は細めで繊細な音が出る。シングルで歪ませると独特な音になり、歪んでいるのにカッティングの音がはっきりとわかる。ハムバッカーPU(ピックアップ)を搭載している場合は繊細かつヘヴィーなサウンドも出せる万能選手的なギター。本当によく見かけるギターシェイプだね。
ちなみに俺が初めて購入したギターがこのストラトキャスタータイプで、元々は3シングルPUだったものを1ハムバッカーPUに改造して使ってた。今現在、ストラトキャスターシェイプは4本持っているけど、どれも弾きやすくて気に入っているよ。
▼レスポールタイプ
ロックギタリストの多くが使っている形がこのレスポールタイプだ。シングルカッタウェイであることや重たいボディのものが存在することで若干弾く人を選ぶかもしれないが、音は太く甘い感じも出せる。歪んだ音はもちろん得意なのでロックギタリストを目指すのであればオススメの1本だ。
俺もこれまでレスポールタイプのギターを何本か使ってきたが、音や形だけではなくギターそのものの存在感があるまさにロックギターにうってつけのシェイプである。
▼テレキャスタータイプ
俺の勝手なイメージだが、テレキャスターを使うギタリストや音楽ジャンルはパンク系やビート系が多いように思う。ハードロックやヘヴィメタルなどと違い、かき鳴らすような弾き方があっているのかもしれない。シングルPUの場合はパキーンとはっきりした音が出るのでカッティングに合うし、ハムバッカーPUを搭載している場合は太く芯のある音を出すことができる。
これまでに一度だけテレキャスターシェイプのギターを使用したことがあるが、2ハムバッカーだったので、形はテレキャスターでも音はハードロックだった。「ヘヴィメタルでテレキャスターシェイプは珍しいから」という理由だけで購入したが音も良くとても弾きやすかったのを覚えている。現在は友人宅に置いてある。
▼SGタイプ
SGと聞いたらAC/DCのアンガスヤングしか俺は浮かんでこない。レスポールの親戚のように思われるかもしれないが、ギターのボディは薄く軽くダブルカッタウェイで高音部までとても弾きやすい、女性でも使いやすいギターだと思う。音はレスポールより若干軽い感じがする個体も存在するが、ハムバッカーPU搭載であればロックギターとしても問題のない太い音が出るだろう。
SGタイプは一度も購入したことはないが、一度だけオールドのSGカスタムを購入しようと考えたことがあったが、あまりに値段が高額だったため諦めた。今でもホワイトで3PUのSGはカッコ良いと思うし欲しい1本だ。
▼変形タイプ
変形ギターといえば、フライングVやエクスプローラー、ランダムスターなどヘヴィーメタル系のギタリストが多く使用している。ルックス優先の人はもちろん、意外と弾きやすいのが特徴。高音部の弾きやすさは他のギターとは比べ物にならないほどだ。音は見た目同様、重く鋭いと表現したほうが良いだろう。
俺が現在メインで使っているギターがこのVシェイプギターだ。座って弾くのは大変だが音も太く重く鋭く、まさにヘヴィメタルのための1本と言える。
最初の1本に最適なロックギターは!?
これまでギターの形や音について簡単に解説してきたが、ポイントとしては
・ギターの形(色も含む)
・どんなジャンルの音楽か
・音色の好み
こんなことを考えて選んでみると、最初の1本が見つけやすくなるのではないだろうか。最初に書いたが俺は気に入っているギタリストが使っているギターをイメージするのが良い方法だと思うけどね。
予算について
ギターの種類が決まれば、あとは予算になってくる。予算なんか関係ねーぜ!!!というロックな人なら良いが、続くか分からないし予算はできるだけ抑えたいと思う人も多いだろう。
そこで!!!
総額にもよるが、俺が中学3年生の時に購入したギターやその他の物の内訳を書きたいと思う。
・ギター本体 ¥40,000-
・エフェクター(ディストーション) ¥8,000-
・ギターアンプ ¥10,000-
・その他(音叉や弦) ¥2,000-
合計 ¥50,000-(ギターケースとシールドはサービス)
俺は総額5万円で考えて楽器屋に行った。初めはこんなもんじゃないかな、金をかけたとしても。今考えるとエフェクターやアンプはいらなかったような気もするが、帰ってすぐに音を出すとしたらこんな感じかも。
あとチューナーを買うとしても、それとは別に音叉もあったほうが良いと思う。ギターのチューニングってチューナーでやれば正確にできるけど、最初くらいは音叉使って耳で聞きながらチューニングしたほうが勉強になって良いと思うよ。
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